Mar 25, 2011

鹿児島大学卒業式 (Commencement of Kagoshima University)

鹿児島大学の卒業式が鹿児島県体育館で25日におこなわれました。

The commencement of Kagoshima University was held in Kagoshima City on March 25. Six students of the lab received each academic degree.

卒業・修了された皆さん(一部,県体育館での乾杯後に自宅で就寝中の人を除く)

皆さん,ご卒業おめでとうございます。進路は様々ですが,さらなるご活躍を期待しています。

Mar 23, 2011

長島での藻場調査

3月22,23日の両日,鹿児島県北西部の長島町で藻場調査をおこないました。


諸浦島の調査定点に行くと,沖に見慣れないブイが並んでいました。赤潮対策で設置した沈降式の養殖生け簀のようです。
赤潮発生時には生け簀ごと避難させ,海中に沈めます。この場所は水深40m以上あるはずなので,赤潮発生水深より深いところに避難させることができます。このような施設は鹿児島湾のカンパチ養殖にもあります。

 調査定点では,アントクメの群落を観察しました。

アカモクには春に成熟する個体群と秋成熟型の2型が知られています。八代海には両方が見られますが,この群落は春型です。まだ幼体ですが,5月頃までに4-5mほどになります。

日本藻類学会第35回大会(富山)について(追加情報)

日本藻類学会のHPは国立情報学研究所のサーバーにありますが, 計画停電の影響で休止しています。大会関係の情報は参加者へメールで送信されていますが,一部を抜粋して下記に記します。

(抜粋)

1.プログラム変更のお知らせ:懇親会は中止します。

前回お送りしたメールやHPで,大会は開催する予定であることをお知らせいたしましたが、大震災の被害状況を鑑みて、懇親会(27日)の開催は取り止めます。
なお,他の関連行事は実施を予定しています。

2.大会準備についてのお願い:「富山市コンベンション参加証」と「宿泊ホテル名届出用紙」の提出について

大会実行委員会では,開催準備にあたり、富山市のコンベンション事業補助制度を利用し,財政基盤の充実を図ることにしております。当制度は,県外の大会参加者の延べ宿泊数に応じて,富山市から大会準備委員会に補助金が支給される制度です。

実行委員会が参加者に発行する「富山市コンベンション参加証」を宿泊されるホテルに提出していただくことにより,大会終了後,参加証にもとづいた延べ宿泊数を,ホテル側から富山市に証明していただけるようになっています。 

「富山市コンベンション参加証」と「宿泊ホテル名届出用紙」を御記入の上、「富山市コンベンション参加証」をご宿泊先のホテルへ,また「宿泊ホテル名届出用紙」を大会受付に提出していただきますようお願いいたします。

Mar 21, 2011

トカラ列島の小宝島で調査

 トカラ列島は,屋久島と奄美大島のあいだに点在する小島嶼です。奄美大島の北約90kmに位置する小宝島で調査をおこないました。
小宝島は周囲約4km,人口50人弱の島です。島にはお店や食堂がありません。郵便局や銀行もありません。唯一の交通手段は週2便の村営定期船ですが,鹿児島から約12時間かかります。荒天や津波などいろいろあって,よくやく18日の船に乗船することができました。

 小宝島が見えてきました。ここに来るまで,口之島,中之島,平島,諏訪瀬島,悪石島と寄港してきました。悪石島まで標高の高い島が続きますが,ここで島の光景が変わります。

 隆起サンゴ礁の島ですので,海岸は石灰岩の岩盤です。沖縄や奄美に見られるサンゴ礁リーフの礁池は見られません。

 黒潮のまっただ中にある島で, 抜群の透明度でした。曇天にもかかわらず,はるか遠くの魚まで見えます。K堀君が調査を手伝ってくれましたが,色々なところから出没するウミヘビやウツボにびっくりしていました。

 お花畑のようなサンゴが広がっていました。また,海底から温泉が湧いている場所もありました。

 残念ながら海藻は多くなかったのですが,クロシオユルジギヌ?と思われる群落を見ることができました。
 民宿では岩場で取れた海苔のおひたしがでました。これから同定しますが,ツクシアマノリかマルバアマノリのようです。

 翌日は大時化になってしまいました。凪は一日しかもたず,潜れたのは幸運だったかもしれません。

村営船「フェリーとしま」。この船のおかげで鹿児島に帰れます。前回のトカラ調査は上り便が荒天で欠航になり,中之島で延泊になってしまいました。一週間物資が途絶えることもあるそうです。

調査にご協力くださいました十島村漁業協同組合の皆様,小宝島在住の皆様に御礼申し上げます。

Mar 15, 2011

日本藻類学会第35回大会(富山大学)は予定どおり実施

日本藻類学会事務局から評議員宛に本日連絡があり,日本藻類学会第35回大会は予定どおり富山大学で開催されることになりました。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に,命を落とされた方々に心より哀悼の意を表します。

一日も早い復興へ向けて,私自身もできるかぎりの貢献をしていきたいと思います。

(地震発生時は東京にいましたが,週末に鹿児島に帰ってきました。 )

Mar 10, 2011

宮崎大学農学部での水産植物学の講義・実習

宮崎大学農学部で水産植物学の講義・実習をおこないました。

講義2日目の午後には青島に行き,潮間帯の平磯で海藻類の帯状分布構造を観察しました。学生の皆さんの多くは,アマノリ類(海苔)が生えているところを初めて見たようで,興味深そうに観察していました。

生のアマノリ(マルバアマノリ)を私がそのまま食べているとかなりびっくりしていましたが(怪訝そうな顔をしていた),今の学生さんはお皿に盛られた食材(あるいはお店で売られた食材)以外を食べる機会が殆どないのかもしれません。


宮崎大学のY田先生には,講義や実習の調整でお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。また,宮崎県水産試験場のA武さんには陸上培養試験をご紹介いただきました。どうもありがとうございました。

Mar 5, 2011

天草での藻場調査


天草下島の某所で藻場調査をおこないました。

長島のすぐ北にある島ですが,温帯性海藻のクロメやジョロモク,ヤナギモクの分布南限にあたります。とてもおだやかな日で,美しい藻場を見ることができました。

Mar 1, 2011

長島での藻場調査

鹿児島県北西部の長島町で藻場調査をおこないました。東シナ海に面した場所4ヶ所でライントランセクト調査をしましたが,場所によって植生が著しく異なるのが印象的です。

藻場の場所では,ホンダワラ類がすでに1m近くになっています。

途中から海況が悪くなり,大慌てで港に帰りました。冬の海は天候がめまぐるしく変化するので要注意です。

長島町役場,北さつま漁協の皆様に御礼申し上げます。

Feb 26, 2011

奄美の「いぎす味噌漬け」

奄美のスーパーで「いぎすの味噌漬け」を買って帰りました。キリンサイを煮固めて味噌漬けにしたもので,日本藻類学会和文誌藻類59巻1号でも紹介しています。

Feb 25, 2011

奄美豪雨災害影響調査でオキチモズクの生育を確認

奄美大島の豪雨災害に関する調査では、昨年11月の豪雨直後に藻場や淡水藻の調査をおこないました。奄美大島では、島中部の大勝地区にオキチモズク(環境省レッドリストの絶滅危惧種)が生育していますが、11月は群落消失期にあたるため、生育を確認できていませんでした。


生育地は豪雨や土砂崩れなどの被害が多かった地区ですが、湧き水由来の用水路には土砂がほとんど流入しなかったようです。まだ小形の個体が中心ですが、オキチモズクを確認することができました。アオカワモズクも見られました。

Feb 20, 2011

シマチスジノリが与論島で生育

南日本新聞は12日、淡水紅藻のシマチスジノリが与論島で発見されたと報道しています。シマチスジノリは沖縄島やグアム、フィリピンに分布する淡水紅藻で、与論島は新産地で分布北限になります。

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30253

この内容の詳細については、日本藻類学会和文誌「藻類」58巻2号に掲載の下記邦文をご参照下さい。

洲澤ら (2010)
鹿児島県与論島初記録のシマチスジノリThorea gaudichaudii C. Agardh
藻類58(2): 141–143

Feb 19, 2011

6億年前の海藻の化石?

Natureの電子版(2月17日付)に,中国南部の安徽省の約6億年前の地層から発見された大型藻類と考えられる化石に関する論文が掲載されています。

An early Ediacaran assemblage of macroscopic and morphologically differentiated eukaryotes  

Nature Volume: 470, Pages: 390–393 Date published: (17 February 2011) DOI: doi:10.1038/nature09810

http://www.nature.com/nature/journal/v470/n7334/full/nature09810.html

Feb 16, 2011

鹿屋市で藻場調査

 先週に引き続き,鹿屋市で藻場の生育状況を調査しました。

 再び寒い日となりましたが,黙々と写真を撮影するK堀君。確かに水の中の方が暖かいと思います。

ヤツマタモクやマメタワラの幼体を多数確認することができました。

Feb 15, 2011

日本最南端のアマモ群落で調査

 アマモの南限群落として知られる指宿市某所で調査をおこないました。寒い日が続いていますが,この日は暖かい日で幸いでした。K野君が冬の海に潜ります。

 昨日までの北風で透明度は悪く,至近距離でエイに出くわしました。エイも驚きますが,私もびっくり。その距離30cmほど。

 海底に設置していたロガーを新しいものに交換しました。


 アマモもかなり大きくなり,数十センチに伸びていました。

調査の後で近くの岩を見ると・・・一面のオニアマノリです。学生実習用に採取して帰りました。

Feb 14, 2011

鹿児島市与次郎のアマモ場

鹿児島市与次郎には長水路と呼ばれる防潮のための緩衝水路があります。長水路は数本の海水導入管以外は護岸で外海から隔離された特殊な環境ですが,その中にはホンダワラ類やアマモ場,オゴノリ類,オオバロニアなどが見られます。

アマモを採取する必要があったので,久しぶりに潜りました。写真は長水路のアマモ場です。

Feb 10, 2011

養殖したアカモク(ナガモ)が佐渡で初出荷

読売新聞は9日(毎日新聞は10日),新潟県水産海洋研究所がアカモクの養殖技術開発に成功し,佐渡で初出荷したと報道しています。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110208-OYT8T01079.htm

毎日新聞
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110210ddlk15040072000c.html

鹿児島県水産技術開発センター平成22年度報告会

 鹿児島県水産技術開発センターの平成22年度報告会が鹿児島県民交流センターで開催されました。
ポスター発表ではいつもお世話になっている漁場環境部の皆さんが藻場や鮎の報告をされていました。

階段藻礁模型は副所長の手作りだそうですが、ものすごく精巧な作品になっています。スポアバックと産卵に来たイカ、そして調査ダイバーまで・・・・

Feb 9, 2011

大隅半島の藻場調査


鹿屋市沿岸で海産植物の生育状況を調査しました。あいにく北西の季節風で海中よりも船の上の方が寒く感じます。水温は17-18℃台でした。

鹿屋市のアマモもかなり伸びています。冬の海は透明度が高いので, あまりの美しさに言葉が出てきません。

Feb 5, 2011

町歩きで広島の海苔養殖を学ぶ会

中国新聞は2月1日、広島市南区の大河地区で「おおこうまち歩き」が20日に開催されると報道しています。
町歩きでかつての主産業だった海苔養殖を学ぶ企画です。大河地区は1960年代まで海苔養殖が盛んな地区でした。報道には参加申込先も記されています。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102010080.html

三重県産ヒトエグサの初市

中日新聞は2月4日、松坂で三重県産ヒトエグサの初市が始まったことを報道しています。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110204/CK2011020402000105.html

佐賀の冷凍網

有明海では冷凍網に切り替えた海苔の出荷が始まっていますが、寒波で出荷枚数が減少していると報道されています。


http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20110202-OYT8T00178.htm

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20110122-OYT8T00614.htm?from=nwlb

http://mainichi.jp/area/saga/news/20110122ddlk41040384000c.html

Feb 4, 2011

修士論文発表会

鹿児島大学大学院水産学研究科(水産生物・海洋学)の修士論文発表会がありました。海藻研のA野君,S野さん,T屋君,お疲れ様でした。よい発表だったと思います。

Feb 3, 2011

青のり、アオサ、アーサの収穫

ヒトエグサやスジアオノリの収穫がピークを迎えています。報道各社の記事を下記に記します。

「青のり」や「アオサ」と総称されていますが、膜状のものはヒトエグサ、糸状のものはスジアオノリです。

鹿児島県のヒトエグサ養殖

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=29820

長崎県五島のヒトエグサ漁業
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/224451

石垣島のヒトエグサ漁業
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-01-31_14147/

高知県のスジアオノリ漁業
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000001101220001

http://mainichi.jp/area/kochi/news/20110203ddlk39040546000c.html

Feb 1, 2011

唐津での調査

佐賀県唐津市で調査をおこないました。冬の波戸岬・・・玄界灘は鹿児島と別世界ですね。

2月6日は海苔の日

2月6日は日本海苔貝類漁業協同組合連合会が制定した「海苔の日」です。

http://www.zennori.or.jp/day.html