Seaweed Research Journal

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Jan 26, 2012

園山池再訪,そして野間池,枕崎,頴娃へ

 今週はTK大学(帝京大学ではありません)のT中先生が来られ,県内各地で調査しました。


調査は桜島の園山池から始めました。園山池は桜島の北部にある海跡湖です。
今回も崖を下りていきましたが,木々に積もった桜島の灰で真っ白になりました。


翌日は薩摩半島を一周しました。まずは川辺町のオキチモズク生育地に立ち寄りました。アオカワモズクもはえています。


この後,薩摩半島南西部を南下し,野間崎を目指しました。ここは,岡村金太郎博士が海藻植生の境界(亜熱帯性海藻と温帯性海藻)として文献に記載しているところです。ここがなぜそのように記されたのかを確認する旅行になりました。
ちなみに、野間崎(野間池)への道は今でも難所です。断崖絶壁の上から写真を撮っています。国道なのにすれちがうのがやっとの場所もあります。昔は海路で往来していた場所とも言えます。


野間池まできました。ここから海岸沿いに道はありません。おそらく,枕崎と串木野,天草などの植生を比較し,ここを境界としたのでしょう。


岡村金太郎博士が枕崎で採取した場所は記録に残っていません。ただ,この時代の研究者は鉄道で移動したので,枕崎駅から近かったであろうと想像し,台場公園に行きました。海藻採集したくなるような岩礁です。


枕崎でかつおラーメンを食べた後,頴娃の番所鼻によりました。ここは海藻研の主要な海藻採集地のひとつで,私が赴任したころはここでフタエモクやソゾノハナの調査をしたものです。
久しぶりに来ましたが,私が潜水機材をセッティングしていた廃屋は「タツノオトシゴハウス(タツノオトシゴの養殖場)になっていました。

この後,喜入でマングローブを見てから帰りました。

T中先生との採集旅行では興味深いお話をいくつもお伺いし,とても勉強になった二日間でした。どうもありがとうございました。