Feb 26, 2011

奄美の「いぎす味噌漬け」

奄美のスーパーで「いぎすの味噌漬け」を買って帰りました。キリンサイを煮固めて味噌漬けにしたもので,日本藻類学会和文誌藻類59巻1号でも紹介しています。

Feb 25, 2011

奄美豪雨災害影響調査でオキチモズクの生育を確認

奄美大島の豪雨災害に関する調査では、昨年11月の豪雨直後に藻場や淡水藻の調査をおこないました。奄美大島では、島中部の大勝地区にオキチモズク(環境省レッドリストの絶滅危惧種)が生育していますが、11月は群落消失期にあたるため、生育を確認できていませんでした。


生育地は豪雨や土砂崩れなどの被害が多かった地区ですが、湧き水由来の用水路には土砂がほとんど流入しなかったようです。まだ小形の個体が中心ですが、オキチモズクを確認することができました。アオカワモズクも見られました。

Feb 20, 2011

シマチスジノリが与論島で生育

南日本新聞は12日、淡水紅藻のシマチスジノリが与論島で発見されたと報道しています。シマチスジノリは沖縄島やグアム、フィリピンに分布する淡水紅藻で、与論島は新産地で分布北限になります。

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30253

この内容の詳細については、日本藻類学会和文誌「藻類」58巻2号に掲載の下記邦文をご参照下さい。

洲澤ら (2010)
鹿児島県与論島初記録のシマチスジノリThorea gaudichaudii C. Agardh
藻類58(2): 141–143

Feb 19, 2011

6億年前の海藻の化石?

Natureの電子版(2月17日付)に,中国南部の安徽省の約6億年前の地層から発見された大型藻類と考えられる化石に関する論文が掲載されています。

An early Ediacaran assemblage of macroscopic and morphologically differentiated eukaryotes  

Nature Volume: 470, Pages: 390–393 Date published: (17 February 2011) DOI: doi:10.1038/nature09810

http://www.nature.com/nature/journal/v470/n7334/full/nature09810.html

Feb 16, 2011

鹿屋市で藻場調査

 先週に引き続き,鹿屋市で藻場の生育状況を調査しました。

 再び寒い日となりましたが,黙々と写真を撮影するK堀君。確かに水の中の方が暖かいと思います。

ヤツマタモクやマメタワラの幼体を多数確認することができました。

Feb 15, 2011

日本最南端のアマモ群落で調査

 アマモの南限群落として知られる指宿市某所で調査をおこないました。寒い日が続いていますが,この日は暖かい日で幸いでした。K野君が冬の海に潜ります。

 昨日までの北風で透明度は悪く,至近距離でエイに出くわしました。エイも驚きますが,私もびっくり。その距離30cmほど。

 海底に設置していたロガーを新しいものに交換しました。


 アマモもかなり大きくなり,数十センチに伸びていました。

調査の後で近くの岩を見ると・・・一面のオニアマノリです。学生実習用に採取して帰りました。

Feb 14, 2011

鹿児島市与次郎のアマモ場

鹿児島市与次郎には長水路と呼ばれる防潮のための緩衝水路があります。長水路は数本の海水導入管以外は護岸で外海から隔離された特殊な環境ですが,その中にはホンダワラ類やアマモ場,オゴノリ類,オオバロニアなどが見られます。

アマモを採取する必要があったので,久しぶりに潜りました。写真は長水路のアマモ場です。

Feb 10, 2011

養殖したアカモク(ナガモ)が佐渡で初出荷

読売新聞は9日(毎日新聞は10日),新潟県水産海洋研究所がアカモクの養殖技術開発に成功し,佐渡で初出荷したと報道しています。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110208-OYT8T01079.htm

毎日新聞
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110210ddlk15040072000c.html

鹿児島県水産技術開発センター平成22年度報告会

 鹿児島県水産技術開発センターの平成22年度報告会が鹿児島県民交流センターで開催されました。
ポスター発表ではいつもお世話になっている漁場環境部の皆さんが藻場や鮎の報告をされていました。

階段藻礁模型は副所長の手作りだそうですが、ものすごく精巧な作品になっています。スポアバックと産卵に来たイカ、そして調査ダイバーまで・・・・

Feb 9, 2011

大隅半島の藻場調査


鹿屋市沿岸で海産植物の生育状況を調査しました。あいにく北西の季節風で海中よりも船の上の方が寒く感じます。水温は17-18℃台でした。

鹿屋市のアマモもかなり伸びています。冬の海は透明度が高いので, あまりの美しさに言葉が出てきません。

Feb 5, 2011

町歩きで広島の海苔養殖を学ぶ会

中国新聞は2月1日、広島市南区の大河地区で「おおこうまち歩き」が20日に開催されると報道しています。
町歩きでかつての主産業だった海苔養殖を学ぶ企画です。大河地区は1960年代まで海苔養殖が盛んな地区でした。報道には参加申込先も記されています。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102010080.html

三重県産ヒトエグサの初市

中日新聞は2月4日、松坂で三重県産ヒトエグサの初市が始まったことを報道しています。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110204/CK2011020402000105.html

佐賀の冷凍網

有明海では冷凍網に切り替えた海苔の出荷が始まっていますが、寒波で出荷枚数が減少していると報道されています。


http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20110202-OYT8T00178.htm

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20110122-OYT8T00614.htm?from=nwlb

http://mainichi.jp/area/saga/news/20110122ddlk41040384000c.html

Feb 4, 2011

修士論文発表会

鹿児島大学大学院水産学研究科(水産生物・海洋学)の修士論文発表会がありました。海藻研のA野君,S野さん,T屋君,お疲れ様でした。よい発表だったと思います。

Feb 3, 2011

青のり、アオサ、アーサの収穫

ヒトエグサやスジアオノリの収穫がピークを迎えています。報道各社の記事を下記に記します。

「青のり」や「アオサ」と総称されていますが、膜状のものはヒトエグサ、糸状のものはスジアオノリです。

鹿児島県のヒトエグサ養殖

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=29820

長崎県五島のヒトエグサ漁業
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/224451

石垣島のヒトエグサ漁業
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-01-31_14147/

高知県のスジアオノリ漁業
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000001101220001

http://mainichi.jp/area/kochi/news/20110203ddlk39040546000c.html

Feb 1, 2011

唐津での調査

佐賀県唐津市で調査をおこないました。冬の波戸岬・・・玄界灘は鹿児島と別世界ですね。

2月6日は海苔の日

2月6日は日本海苔貝類漁業協同組合連合会が制定した「海苔の日」です。

http://www.zennori.or.jp/day.html