奄美大島の豪雨災害に関する調査では、昨年11月の豪雨直後に藻場や淡水藻の調査をおこないました。奄美大島では、島中部の大勝地区にオキチモズク(環境省レッドリストの絶滅危惧種)が生育していますが、11月は群落消失期にあたるため、生育を確認できていませんでした。
生育地は豪雨や土砂崩れなどの被害が多かった地区ですが、湧き水由来の用水路には土砂がほとんど流入しなかったようです。まだ小形の個体が中心ですが、オキチモズクを確認することができました。アオカワモズクも見られました。
Introducing the topics of Japanese seaweed including research and educational activities, from the Marine Botany Lab, Department of Fisheries, Kagoshima University. www.phycollab.org/ 鹿児島大学水産学部水圏植物学研究室の調査研究を中心に、海藻・藻場関係の情報を発信しています。海産植物の自然史や藻場の保全、増養殖,食文化に関心のある方はどうぞ。