北九州市門司区にある和布刈(めかり)神社を訪問しました。関門海峡に面し、関門橋のほぼ真下にあります。
旧暦の正月未明に前浜に生えているワカメを刈り取る「和布刈神事」で有名な神社です。何年も前にY田先生から神事のお話をお伺いし、一度神社に行きたいと思っていました。今度の1月の旧暦正月は残念ながら南星丸の馬毛島調査航海と重なっています。神事の見学は再来年ですが、神社だけを年末に見てきました。
鳥居の奥は階段になっており、海に石灯籠があります。さすが関門海峡、川のような潮流です。神事は潮止まりの時間におこなわれるのかもしれませんが、是非一度見学したいものです。
なお、和布刈神事は島根県出雲市の日御碕神社や山口県下関市の住吉神社でもおこなわれているそうです。これらの祭事については日本藻類学会和文誌藻類の「民俗藻類学の旅(55巻218-222ページ、2007年)」で紹介されていますので、関心のある方はご参照下さい。