Seaweed Research Journal

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Jan 11, 2009

オキチモズクの生育状況

オキチモズクは農村等の用水路や小河川に生育する淡水性の紅藻で,環境省の指定する絶滅危惧種です。本種は西日本を中心に分布し,鹿児島県内でも生育地が数カ所確認されています。
今年度は南九州市の群落を対象に本種の季節変化を調べてきましたが,生育時期に入ったこともあり,鹿児島県本土での今季の生育状況を調査しました。寒波到来で桜島にも冠雪が見られます。風が冷たい日でした。


1ヶ所目は大隅半島の垂水市某所です。海岸に車を駐車し,山の中を30分ほど歩きます。
個体数は多くありませんが,生育を確認しました。4年生のN田君が水温を測定しています。春から生物の先生として教壇に立ちますが,身近な生き物や環境に関心を持つような教育を期待しています。
続いて,鹿屋市某所の生育地に行きました。


垂水よりも高密度で生育しています。湧水起源の水は温かいですね。1mに達するような大型個体も見られました。

次の日には,南九州市の生育地に行きました。こちらの方でも生育を確認することができました。

参考
鹿屋市の生育地については,南日本新聞2008年6月30日付朝刊で報道されています。
南九州市の生育地については,同紙2003年03月30日付および2007年5月17日付朝刊で報道されています。県内では他に,末吉,口永良部島,奄美大島で確認されています。