Seaweed Research Journal

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Oct 16, 2009

海藻研のご紹介

水産生物海洋学分野の3年生の皆さんは今月から研究室訪問が始まります。今年からは12月に研究室へ配属されますので,研究室を決める時間はあまりありません。研究室紹介は先週終わりましたが,blog上でも海藻研を紹介しておきますので,参考にして下さい。

海藻研が主に使用する部屋は5号館2階の「研究室」と「学生室」の二部屋,1階の培養室,実習支援棟(通称,旧ボイラー室)の計4部屋です。

5号館の2階廊下。標本棚のあるところが海藻研です。ここには卒論や最近の研究で作成した標本を収蔵しています。田中剛先生や糸野先生の重要標本は1号館の標本室に収蔵しています。奥に見える白いものは海藻研の500L冷凍庫です。数年前にホルマリンの使用を止めたので,サンプルはこの冷凍庫か食料棟の冷凍室で保存します。

正直言って,5号館は鹿大で有数の老朽建築物です。部屋も広くありませんが,海藻類を研究する一通りの機材はそろえています。

こちらは「研究室」。海藻を広げて観察したり,凍結ミクロトームで切片作成したりします。
I井さんがオゴノリの胞子を単離作業中です。

こちらは学生室の生物系実験スペース。種を同定したり,計測したりします。奥にはオートクレーブ2台と−30度の冷凍庫があります。この横には流し台がありますが,蛇口をひねると海水が出ます。地下に海水用の大型タンクがあり,技術職員の方が毎週トラックで海水を充填して下さいます。

海藻の写真を撮影するコピースタンド。透明アクリル水槽はひっくり返して使います。海水を入れ,その中で海藻を広げて撮影すると影が映りません。特注品の優れもの。


光合成実験スペース。実験に応じてDOメータを設置したりImaging-PAMを設置したりします。DOメータは2台あり,同時に2サンプルの実験が可能です。机の下には水温をコントロールするクールニットがあります。光源はメタルハライドランプとCCSのLEDがあり,使い分けています。DOメータを使うときは黒いシートを覆うので,「引きこもり部屋」と呼ばれています。K森さんがImaging-PAMで実験しているところです。

Imaging-PAM。長崎大のグレッグ博士との共同研究で使用しています。ホンダのインサイトが3台買えるくらいの高額機器ですので,大切に扱いましょう。今年はDiving-PAMを購入する予定です。

化学系実験スペース。培地を調整したり,クロロフィルの抽出,栄養塩を測定したりします。中央に見える黒い機器はHACHのDR2700です。長年愛用したDR2000が昇天し,機器を更新しました。

こちらは隣の魚病学研究室です。分子関係の機器類は魚病と海藻研で共同利用しています。海藻研の方はサーマルサイクラーと冷却遠心器を提供し,こちらに置いています。

研究室の一角にある書庫。海藻研は鹿児島水産専門学校が設立されたときから続く,歴史ある研究室です。初代の田中剛先生や糸野洋先生が収集された本がずらりと並んでいます。

1階にある培養室。温度勾配型インキュベータ2台とプログラムインキュベータ3台を専有しています。

実習支援棟。元々はボイラー室だった建物を改修した施設です。ダイビング機材やROVの保管,標本作製,大型水槽での培養試験で使用しています。水槽は風呂桶サイズのタンクが二つあり,レイシーのクーラーで温度を一定にしています。

海藻研のSCUBA機材は,BCD1着,ハーネス2つ,レギュレータ2台です。軽機材は海洋センターの実習用機材がありますので,ウエットスーツ以外はなくても調査に参加できます。カメラはSONYのデジカメ2台とSEA&SEAのモーターマリンIIがありますが,後者はほとんど使わなくなりました。測線ラインは水中用(?)ものを200m分,普通の50m巻き尺を4個持っています。タンクも海洋センターと共同使用で自前で持っています。充填もここでします。

実習支援棟の通称「小部屋」と呼ばれる部屋です。標本乾燥機を置いています。ここでもソーティング等の作業をしたりします。

海藻研に興味を持ってくれた3年生の皆さんは,研究室訪問で是非遊びに来て下さい。

学外からの大学院生の受入もおこなっています。今年の院試一次試験は終わりましたが,来年の1月には院試の二次試験がありますので,今からでも志望することができます。