Dec 30, 2010

大学院生がフィリピン大と東南アジア漁業開発センター養殖研究部門で研修・調査

 無事タイから帰国しました。写真がたまっているので,少しずつ更新していきます。

 海藻研の大学院生4名がフィリピン大学ビサヤス校(UP-V)と東南アジア漁業開発センター養殖研究部門(SEAFDEC-AQD)を訪問しました。私は藻類学会誌の編集とタイの調査があったので,引率していません。学生が滞在中に撮影した写真を紹介します。

UPVとSEAFDECでは,海藻の利用やフィリピンの水産試験研究に関する講義を受講し,臨海実験所やオゴノリ・キリンサイの試験養殖を見学しました。両施設はフィリピン中部のパナイ島イロイロ市近郊にあります。

SEAFEDC-AQDでの様子。キリンサイからカラギーナンを抽出しています。 SEAFEDCは東南アジアの水産に関する国際的な研究機関で,養殖部門はフィリピンにあります。SEAFDECの設立の際には,日本が多額の支援をしています。

SEAFDECの陸上水槽。

 これはUPVのエビ養殖施設(のハズ)。Gracilariopsis bailiniaeを養殖しています。

 対岸のギマラス島にあるSEAFDECイガン・マリンステーション。ここは海からでないと行けない臨海研究施設で,まさに「海に浮かぶ研究所」です。初めて行った時は驚きました。

キリンサイを研究しているH屋さんがキリンサイ養殖を熱心に見学しています。

M1の皆さん,フィリピン研修お疲れ様でした。観光旅行では絶対行かない(行けない)ところで,フィリピンの文化や大学,水産業を体験するかけがえのない機会になったことと思います。出発前に私が教えたフィリピン料理は一通りチャレンジしてきたようなので,皆さん立派です。実は私,バロットが苦手でした(ここでカミングアウトします)。