Seaweed Research Journal

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Mar 15, 2012

ヤタベグサ (Acanthopeltis hirsuta)

ヤタベグサは紅藻テングサ目の一種で,宮崎県(や大分県)の一部にしかみられない固有種です。環境省の自然環境保全基礎調査(2006年)の際に調査をしましたが,絶滅危惧種の現況調査として生育状況を観察しました。
Acanthopeltis hirsuta (Gelidiales) is one of the agarophyte, and is known as endemic species in Japan. I have visited Miyazaki Prefecture to observe this species.

青島の某所。観光地となっている青島の方ではありません(周辺にも波状岩が形成されています)。


波状岩(鬼の選択岩)は海中も続いていて,写真のような地形が広がっています。波がおだやかな日でしたが,海中では流れがありました。

 Acanthopeltis hirsuta
ヤタベグサを見つけました。自然環境保全基礎調査の時は荒天だったので,生態写真は撮れませんでした。ヤタベグサの生態を写した写真としては初めてかもしれません。ユイキリに似ていますが,枝が棍棒状を呈する点で区別されます。

Sargassum muticum

近くにある宮崎県水産試験場の裏には,タマハハキモクの群落があります。世界各地に分布を拡散した「移入種」として有名ですが,自然分布としてはこの場所が南限のようです。