Dec 23, 2013

大学院生がフィリピン大学ビサヤス校とSEAFDEC-AQDを訪問

11月25日から12月7日まで,海藻研の修士院生2名(國分翔伍さんと畳谷伊織さん)がフィリピン大学ビサヤス校とSEAFDEC(東南アジア漁業開発センター)養殖部門を訪問しました。
SEAFDECの臨海施設,イガンマリンステーション

台風の影響が心配されましたが,パナイ島のイロイロ市周辺やギマラス島は深刻な被害は見られず,イガンマリンステーションも訪問できました。海藻研の院生は必ず在学中に訪れる「海に浮かぶ」臨海実験所です。

 ここではフィリピンの主要水産養殖対象種であるキリンサイの養殖を見学しました。

 イロイロ市では市場調査も実施しました。ざるに盛られているのはセンナリズタCaulerpa racemosaです。

 SEAFDECでは,主要な寒天原藻であるGracilariopsis bailiniae (= G. heteroclada)を用いて寒天の抽出実験を行いました。


濾過しているところです。

SEAFDECでは,培養しているキリンサイ類を見学しました。
私たちの研究室では,大学院生の異文化理解と熱帯域における水産試験研究の理解を深めるため,大学院生の海外研修を積極的に支援しています。本事業は鹿児島大学大学院水産学研究科の教員の一環として行われました。
引率の石崎先生をはじめ,お世話になりました関係者の皆様に深く御礼申し上げます。