2012年に水産増殖(日本水産増殖学会)から刊行された研究室の論文がオンラインでダウンロードできるようになりました。
この論文では,薩南諸島(種屋久,奄美群島)における熱帯性・温帯性海草の分布状況を明らかにしました。熱帯性の海草は沖縄以南,温帯性海草は九州以北でよく調査・研究されていますが,奄美群島や種屋久は情報が不足していました。各種の分布図から,この地域が温帯性・熱帯性海草の分布推移帯(エコトーン)であることがよく分かります。
河野敬史,猪狩忠光,今吉雄二,田中敏博,徳永成光,吉満敏,寺田竜太2012.
薩南諸島と近傍における温帯性および熱帯性海産顕花植物の分布.水産増殖60: 359-369.DOI: 10.11233/aquaculturesci.60.359
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aquaculturesci/60/3/60_359/_article/-char/ja/