Oct 1, 2010

某国駐日公使(大使代理)の視察随行

鹿児島大学国際島嶼教育研究センターの設置記念式典の来賓として,某国の駐日大使館公使を来賓としてお招きしました。本当は大使とお二人でお越しになる予定でしたが,大使が急病で入院されたため,急遽公使がお一人で来られることになりました。

式典に先立ち,鹿児島県の水産業と果樹の視察として垂水市漁協のカンパチ養殖と桜島小みかん果樹園をご案内しました。

外国人研究者を案内することは何度もありますが,外交官をご案内するのは初めてです。特に,大使と公使は相手国政府を代表してくる方ですので,失礼があってはいけません。

そんな視察の案内役をこんな私がしてよいのかわかりませんが・・・・鹿大の黒塗り公用車の後部座席に公使と一緒に乗りました。大学の黒塗り公用車に乗るのは勤続10年で初めてです。学長や学部長はこういう車に乗っているのですね。クラウンにマイルドハイブリッドなる仕様があることも初めて知りました。視察は総勢8名だったので,他の方はエスティマハイブリッドに乗りました。鹿大にはこんな車もあったのか・・・・。実習用のバスやバンだけじゃないんだ。

鹿児島県庁で県知事を表敬訪問した後,桜島フェリーで垂水へ向かいました。知事からのお土産は沈寿・(薩摩焼で最も有名な窯)だそうです。

昼食は,垂水市漁業協同組合の市場食堂「桜勘食堂」でいただきました。はっきりいって「食堂」なのですが,新鮮なカンパチを味わっていただくならここでしょう。名物,桜勘定食を召し上がっていただきました。

http://www.tarumizugyokyou.com/dining/index.html

http://r.tabelog.com/kagoshima/A4604/A460401/46000123/

食後は組合長から漁協の概要について説明していただき,船に乗ってカンパチ養殖の生け簀を視察しました。ちょうど給餌をしている生け簀を見学できました。公使もとても関心を持っておられました。ちなみに,鹿児島湾のカンパチ養殖は,垂水市漁協や周辺漁協を併せ,日本全国の生産量の6割を占めています。

カンパチの給餌の様子。この写真の右手枠外に公使がおられるのですが,説明の合間に撮影できたのはこの写真だけ。

公使はとてもきさくな方で,なごやかで楽しい視察となりました。私も何回か訪問している国ですので,国の話題で盛り上がりました。

垂水市漁業協同組合の皆様,鹿児島県大隅地域振興局水産係の皆様,ご協力下さりどうもありがとうございました。