Seaweed Research Journal

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Jul 22, 2010

九州大学訪問と海藻標本データベース

九州大学大学院農学研究院のK口先生の研究室を訪問しました。

九大の海藻研究室は著名な研究者を数多く輩出した歴史ある研究室です。「原色日本海藻図鑑(保育社)」を執筆された,故・瀬川宗吉先生が教授を務められていた研究室としても知られています。原色日本海藻図鑑は,日本で初めてのカラー写真の海藻図鑑として知られています。

今回は,タイからの留学生の修論発表会とK口先生との研究打合せで箱崎キャンパスを訪問しました。


九大には瀬川先生の原色図鑑に用いられた標本が保管されています。この写真に見える「基準」とはtypeではなく,「図鑑に使った」という意味です。確かに,図鑑の写真と同じ海藻が残されており,とても貴重な標本です。

九大の海藻標本は,K口先生とY田先生(研究室ご出身で北海道大学名誉教授)によって一部がデータベースとしてオンラインで検索できるようになっています。標本庫には膨大な数の標本が収蔵されていますので気の遠くなる作業ですが,国内有数の資料としてデータベースの完成が期待されます。

http://database.museum.kyushu-u.ac.jp/search/flora.top/


ナロン君,修士論文発表お疲れ様でした。博多湾のオゴノリ科藻類の生態と分類に関する研究に取り組みましたが,主な内容については日本藻類学会34回大会の発表要旨集(藻類58巻1号)に掲載されています。